<html>要素にはlang属性の有効な値が必要です
修正方法
ドキュメントの第一言語を表す値の lang
または xml:lang
属性を html
要素 (例: <html lang="ja">
または <html xml:lang="ja">
) に追加します。
始めの <html>
要素に言語を指定すること、そして属性のスペリングが正しいことを確認してください。例えば、ドキュメントの第一言語が日本語であれば、言語を次のように指定できます:
<html lang="ja">
<!--ドキュメントの head と body-->
</html>
アメリカ英語を意味する "en-US" や カナダのフランス語を意味する "fr-CA" といった方言をコードで示すこともできます。言語と方言コードの一覧は、インターネットで検索できます。
ドキュメント内で言語が切り替わる場合は、次のように指定することができます:
<p>一つの言語のテキスト <span lang="es">別の言語のテキスト</span></p>
右から左に書かれる言語を使用している場合は、必ず dir
属性を用いてそのことを指定します。
<p lang="ar" dir="rtl">Arabic text here</p>
左から右に書かれる言語を指定したい場合は、dir
属性の値を "ltr" と指定することができます。
なぜ重要なのか
スクリーン・リーダーの設定をする際、ユーザーは既定の言語を設定します。もし web ページの言語が指定されていない場合、スクリーン・リーダーはユーザーが設定した既定の言語がそのページの言語であると見なします。複数の言語を話し、複数の言語で web サイトにアクセスするユーザーの場合、言語の設定が問題です。Web サイトのテキストが正確に発声されるよう、言語を指定すること、そしてそれが有効であることを確認することが重要です。
スクリーン・リーダーは言語の発音や特徴に応じて、各言語で異なる音声ライブラリーを使用します。スクリーン・リーダーは言語ライブラリーの切り替えを容易にできますが、それはドキュメントが読まれるべき言語を正しく指定していた場合のみです。言語が指定されていなければ、スクリーン・リーダーはユーザーの既定の言語でドキュメントを読み上げ、結果的に不自然なアクセントになります!スクリーン・リーダーが誤った言語ライブラリーを使用していると、なにも理解できません。
ルールの説明
HTML ドキュメントは、有効な lang
属性を含むか、既定言語以外のものを好むマルチリンガルなスクリーン・リーダーのユーザーのために有効な lang
コードに対応しなければなりません。
仕組みについて (簡単に言うと)
すべての HTML document に lang
または xml:lang
属性があり、その属性の値が有効な値であることを確認します。